スプレッド作成方法
■最初に■
タロット占いで使われるスプレッドには非常に多くの種類がありますが、多くの占い師の方が色々と研究して独自のスプレッドを作成し実践しているからです。
一般的なスプレッドでも占いは可能ですが、自分自身のスプレッドを作成すると的中率が向上します。
一見、スプレッドの作成は難しそうですが実際にはそれほど難しくありません、逆に書籍や入門書に載っているスプレッドを絶対視して使い続けても的中率は向上しないと思います。
自分自身の適性や好みに合わせて有効なスプレッドを作成してみてください。
スプレッドは「運命に対する質問書」のようなものです、予めスプレッドに意味付けを行っておけばリーディングし易くなります。
考え方としては、過去→現在→未来 や 原因→現状→結果 の様にストーリー的に物事の推移を占う方法(ケルト十字、ヘキサグラムなど)や、配置の意味付けに対してどのようなカードが出るかを重要視して"おみくじ" 的に占う方法(オラクル系、ホロスコープなど)が有ると思います。
占いのテーマ(全体運、恋愛運、健康、吉凶など)に応じた題材を適切に処理すれば比較的容易にスプレッドを作成できると思います。
(勿論、題材に頼らずに完全にオリジナルな物もできます。)
■デザイン方法■
象徴的な配列(星座、シンボル、風水など)や事柄(歴史的な出来事、物語など)、キャラクター(神話の神様、伝説の人物など)を見つけて、意味付けを行う事で自分自身のスプレッドを作成してください。
例えばヘキサグラムは、其々がサイクルを表す二つの三角形の組合わせである事が判ると思いますが、このような感じでカード配置を図案化するとデザインし易くなると思います。
又、既にあるスプレッドの改造や改良を試してみても良いかと思います。
■作成方法1(配列の場合)■
●目的のテーマ(運命、恋愛、etc...)を定めます。
●星座、シンボル、風水などからポイント(重要な点)を選択します。
●ポイントに意味付けをしてカードを配置します。
■作成方法2(事柄の場合)■
●目的のテーマ(運命、恋愛、etc...)を定めます。
●歴史的な出来事、物語などから重要なプロットを選択します。
●プロットに意味付けをしてカードを配置します。
■作成方法3(キャラクターの場合)■
●目的のテーマ(運命、恋愛、etc...)を定めます。
●神話、伝説などからキャラクターを選択します。
●キャラクターの人物相関図(友人、恋人、敵などを配置して線で結んだ図)を作成して、それを基にカードを配置します。
■作成方法4■
●上記1から3を組み合わせてスプレッドを作成します。
■作成例■
実際の作成例です。
不動明王陣
七夕
運命の三女神
すなどりの小舟
■使えそうな題材■
基本的に占者のインスピレーションを触発するものであれば、どのような物でも使えると思います。
下記に幾つか例を記しますので、練習してみてください。
●トールの戦車(北斗七星)
北欧神話では其々の星に意味付けがあったと思います。
●鏡の国のアリス(ルイス・キャロル)
様々な暗号が隠されていて暗号書になっているそうなので、隠されたものを探すようなスプレッドに使えそうです。
●人
人間関係(家族、友人、恋人など)をキャラクターにしてスプレッドを作成しても良いかと思います。
●登場人物
アニメや漫画、映画や小説などのキャラクターを基にしてスプレッドを作成しても良いかと思います。
●場所
象徴的な場所/重要な場所(名所、旧跡、)などを地図上の配置を基にスプレッドとして作成しても良いかと思います。
イングランドのレイラインや中国の竜脈(ロンメイ)などを記した地図が参考になると思います。
●物
ある程度の種類があって個別に意味が有るもの(宝石/誕生石、パワーストーン、花、)などが使えそうです。
例)誕生石
1月 ガーネット
2月 アメシスト
3月 珊瑚/アクアマリン/ブラッドストーン
4月 ダイヤモンド
5月 翡翠/エメラルド
6月 パール/ムーンストーン
7月 ルビー
8月 ペリドット
9月 サファイア
10月 オパール/電気石
11月 トパーズ
12月 ターコイズ
●特定の問題
一般的なスプレッドでは意味が読み取れないような問題の場合、その問題専用のスプレッドを作成しても良いかと思います。
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